では、それぞれの神経についてもう少し詳しく見てみましょうか^^ とはいえ、詳しいことを頭に入れていなくても結論だけなんとなく把握していればいい方々も多いと思うので、時間があるときにでも一読していただければと思います

交感神経ってどんな神経?

交感神経は活動している時、緊張している時、ストレスがある時などに働きます 不安を感じている時や、危険を感じた時などもそうです 上の表の働きのような身体を活性化させる神経なので、日中や興奮時など、心と身体が活発になっている時に優位に働きます

ストレスの多い状況や緊急事態に際して身体の状態を整える機能があるので、交感神経は心拍数を増やしたり、心臓の収縮力を高めて、呼吸がしやすくなるように気道を広げる働きをします 運動や緊張時に心臓の鼓動が早くなったり血圧が高くなったりするのは、この働きによります また、恐怖を感じた時に筋肉が緊張して、額や手のひらに汗をかくのも交感神経の役割です

副交感神経ってどんな神経?

副交感神経は休息している時、リラックスしている時、入眠中などに働きます 交感神経と反対の働きをする神経なので、夜間や癒しを感じた時など、心と身体が休んでいる時に優位に働きます

副交感神経はブレーキの役割を果たしているので、血圧を下げたり、心拍数を低下させたり筋肉を弛緩させたりする働きがあります 心身を休ませるために、活動を抑えて回復するのが副交感神経の役割です また、胃液の分泌を増やして消化を促進したり、腸の蠕動運動の亢進する働きもあります 交感神経ではなく副交感神経が働いているため、リラックスした状態でゆっくり食べたほうが消化によいのです(^^)

この二つの神経は日々シーソーのように交互に優位になるように働きます 交感神経が優位な状態が続くと、副交感神経の働きは弱くなり、逆に副交感神経が優位になると今度は交感神経の働きが弱くなります 大切なのは交感神経と副交感神経のバランスです このどちらかが優位な状態がずっと続くと身体にいろいろな影響が出てしまいます 自律神経のバランスが乱れると、二つの神経の切り替えがうまくいかなくなり、それが体調不良につながってしまうのです なんとなくわかっていただけたでしょうか😊