誰もが突然そうなる
パニック障害は発作に関しては前兆がある病気ではないとは思います どなたもある日突然何の前触れもなく、激しい動悸や過呼吸に襲われるのが始まりであるため、今まで経験したことのないことが自分に起こって、自分の身体に何故こんなことが起きているのか、自分は一体どうしてしまったんだろう😰と思い悩むことと思います そして、言ってしまえば脳が場所と状況を覚えてそれを勝手に繰り返す病気なので、嫌でもその後も何度も何度も同じ場面に遭遇することになるのです
正直、自分はこの病気にかかって先の見えない状況に陥った時に、まだ主婦でよかったと思ったのを思い出しました 私は発作に襲われた翌日から二度とその職場に戻ることはできませんでしたが、私の場合は言うなれば専業主婦になったということです それでも何とか生活していけたからよかったものの、病気になる方が全員、私のように治療に専念できるというわけではないのです 特に男性の方や家計を支えている方は簡単に仕事をやめるわけにはいかず、いつ発作に襲われるかわからないという状況でも、今までと同じように仕事も続けていかなければなりません どういう現状であっても、どんな事情を抱えているとしても、病気が大目に見てくれるわけではないので(ー_ー;)、襲ってくる病状から逃れることもできないし、その先もずっと闘い続けていかないといけないのです
その苦しい状況をこの病気を知らない多くの人にもわかっていただきたいな😥と思います
発作との闘い
ここのところ、相次いで芸能界のいろんな方が同じようにパニック障害で苦しんでいることを知りました パニック障害になりやすい人はもともと不安や恐怖心が強い傾向にある人と言われていますが、私は自分ではそう感じたことはありません ただ状況的にそうなってしまっていたり、強いストレスが引き金になるというというざっくりした考え方をすれば、当てはまる方は多いのではと思います 気付かないうちに精神的に追い詰められている状態が続いて不安が生じていたり、人間関係や自信喪失やネガティブな感情などが、知らず知らずのうちにストレスとなっていたり... ストレスは心理的なものだけではなく身体的なストレスもあるので、肉体的な疲労…睡眠不足もそうだと思いますが、こういった状態に陥ってしまっている方はたくさんいるとは思います
前述の芸能人の方々は人前に出ることが多く、常に緊張感に襲われいて、病気になった状態であっても変わらずに、私の何倍ものストレスを感じ続けなければいけないことと思います 職業柄移動も多くて、日常的に新幹線や飛行機に乗らなければいけないことはどれほどの恐怖なのか…よくわかっているだけに、本当に当人にとっては正に毎日が死ぬ思いだということは安易に予想がつきます私たちは普通の人が当たり前のようにしていることができないのです ただその部屋に居続けるということすら難しいのに、苦しい思いをしてそこに留まり、何時間も我慢してそこで仕事をこなさなければいけないことは、本当にその場所へ苦しみに行っているようなものだとさえ思えます😣
私たちは今まで通り普通に移動したいのに、どういうわけか新幹線や飛行機が怖くて仕方がないのです 不安や恐怖心がいっぱいで乗ることができないのに、乗らないといけない状況に置かれてしまうのは、本当に常に自分との戦いだと思います 決断して…意を決して乗ることにしたとしても、当たり前のように不安に襲われ、発作に苦しんで死んでしまうんじゃないかという恐怖心に襲われ😰...、そんな思いをしながらも、それでもまた帰るためには乗らなければならないのです😨 そんなことを繰り返しながらも仕事を続けなければいけない方々の苦しみは、正直、当人にしかわからないと思います なぜならきっと理解しようにも、はたからみればそれは自分たちが当たり前のように普通にやっていることだからです おそらくどうしてこれができないのか理由がわからないでしょうし、なんで苦しい思いをしているのか訳が分からないとは思います😥
答えはそれが病気だから そういう病気だからです 電車に乗れない病… 高速に乗れない病… 美容院にいけない病… 映画館に居られない病… etc… 私たちはある日突然こういう病気にかかってしまって、自分でも訳が分からず納得できなくても、ただそれができなくなってしまった現状を受け入れることしかできないということをわかっていただきたいと思います