予期不安って何?

予期不安とはパニック障害の代表的な症状の一つです パニック障害の症状の始まりは、繰り返すパニック発作とこの予期不安であり、実際に発作が起きていない状態で過去に起きたパニック発作がまた起きるのではないかという恐怖心次の発作の予兆を感じて不安が生じることをいいます

どんな不安なの

パニック発作は前触れもなく私たち患者を襲い、同時に、死んでしまうのではないか、このままおかしくなってしまうんじゃないかという耐え難い恐怖を与えるので、私たちはとんでもない病気にかかったのではないかと思います でも実際にはパニック障害は身体の病気ではないので、何の異常も認められないまま、パニック発作だけはやって来る状態になり、その後もどんどん発作を繰り返していくことになるのですそのため私たちは、「またあの発作が起きたらどうしよう」と過度な不安を引き起こします そして、発作を繰り返すごとにこの不安がさらに強くなっていき、症状をもっと悪化させていくのです

個人差もありますが、発作を起こすこと自体の不安だけでなく、もっとひどいことが起こるのではないかという、発作によって起こる別のことへの恐怖も増していき、予期不安は更に増大していきます😨

経験上、パニック発作を繰り返しているといつ何時でもまたあの不安が襲ってくるかもしれない、また体調が悪くなるかもしれないという漠然な不安が、常に付きまとうようになります 正直、パニック発作がある程度落ち着いた後も、予期不安の方は長く残ると思います こういった病名のついた症状の人ではなくても、例えば人前での会話などが苦手でに極度の緊張を感じる人や、大事な試合を目前にした選手など、時と場合によっては大きな不安を抱えている人はたくさんいると思います そういった人たちが不安を感じることが、毎日、一日何回も起こる…という感じです 普段なら取るに足らないことも、過度に心配して不安を感じて怖くなってしまうのです