それはどんなところ

自分が病気になる前は、パニック障害で電車に乗れない人は、電車に乗れないだけなんだと思っていました 高速が苦手な人は乗れないのは高速だけなんだと それが実際病気になってみると、いろんなところでパニック症状が発生して、行けないところ、苦手なところがたくさん出てきたのには正直驚きました 私の苦手とするものは喫茶店に始まり、車・橋・渋滞・高速・トンネル・電車・歯医者・美容院・カラオケ・映画・コンサート・・本当に次から次へと出てくるので、だんだん外出自体も身構えるようになりました

最初は理由など考える余裕もなかったのですが、だんだん自分が苦手とするものがどんなたぐいのものかわかってきたので、自分なりにそこを避けたり、対策を講じるようになりました 

私の場合

私の場合、苦手とするのはこんな場所です

車や電車などの乗り物 公共交通機関・・外が見えているのにも関わらず、ドアによって閉じ込められていると感じさせる空間 飛行機は地面についてもいないので一生乗れないかも(笑)

高速・トンネルなどの逃げ場のない場所・・自分の意思ですぐ外に出られないと思わせる場所 車に乗っていて渋滞にはまったり、多車線の真ん中に停車した時なども

美容院などの閉鎖された空間・・外が見えていて、自分で外に出ることができるとわかっていても、四方を囲まれた空間に長居しないといけない時

コンサートやライブ・・ドームのような広い場所であっても、身動きが取れないと思わせる空間 映画館は閉鎖された空間であり、同時に身動きがとれないとも感じさせる 講演会や会議なども

カラオケや飲食店・・自分から楽しみに行く場所であっても、囲まれたすぐに逃げ出せない場所として認識されると不安になる ただ、楽しみに自分から出向くところなので、一番挑戦しやすいし、克服しやすい場所

どうして苦手なの

どの場所も普通に行くことができる人にとっては、どうしてそこにいられないのかと不思議だと思います 車に乗っているなら、ドアを開けて降りればいいじゃないかとお思いでしょうが、立橋や高速上やトンネルなど、通常は人が乗り降りしないところが恐怖や不安の的になるのです 正直、乗り物以外は、歩いてドアを開ければいつでも外に出れるのはわかっています しかし、その場所に留まることが目的なのでここに居続けなければならないという思いが不安を引き起こしてしまうのです 

ただ、実際その場所で私たちが「ここじゃ逃げる方法がない!」とか「ここは助けが得られそうにない場所だ!」とか思うわけではありません 「発作時に避難できない閉鎖的な空間」という言い方はあってはいますが、それは単なる場所の形容であって、まず頭の中は「またここで発作が起きたらどうしよう」です そしてその次も、避難する方法がないとか、ここは囲まれてるとか狭いところだとか、そういう感情が強く出るわけではなく、「ここに長い間いられるだろうかとか「早くここから出たい」といった思いに一瞬にして襲われるのです

段階によっては、頭にそんなことを考える隙間などなく瞬時に、とにかくそこにいられなくなる、本人にも理由はわからないのですがその場所にいることができなくなるのです そして気付くと「こんなところにいてどうしよう」とか「こんなところまできてしまった」と、とにかく頭の中が勝手にここにいられない思考でいっぱいになり、いろんなことが考えることができるのはそのまたずっと後のことです

「すぐ逃げられない」という感情は、説明会や何かの集まりで扉から離れた位置、入口より奥の方に着席してしまった時などに感じる人も少なくないと思いますが、ほとんどの場合は、一瞬にして「どうしよう!」という感情に襲われて、「ここから出たい、逃げたい」という思いでいっぱいになり、一気に恐怖や不安に襲われるのです😖